こんにちは、りもるです。
今回は、仮想通貨積立を完全自動化して、毎月手間をかけずに仮想通貨を購入する方法を紹介します。
この記事を参考にしてもらえれば、ほったらかしで仮想通貨を積立する方法がわかります。
目次
仮想通貨積立を完全自動でする方法は2通り
仮想通貨積立を完全自動でする方法としては、大きく分けて以下の2つがあります。
・仮想通貨交換所での毎月の仮想通貨購入を自動化する方法
初心者が仮想通貨積立をはじめる場合は、仮想通貨交換所が提供している積立サービスを利用するのが良いと思いますが、積立したい仮想通貨が積立サービスに対応していない場合は、自分で毎月の積立を自動化する必要があります。
仮想通貨積立サービスを利用する方法
まずは仮想通貨交換所が提供している積立サービスを利用する方法について説明していきます。
2018年のZaifのハッキング事件でZaifの仮想通貨積立サービスが利用できなくなって以来、国内で仮想通貨の積立サービスを提供する交換所はありませんでしたが、2019年11月6日からコインチェックが積立サービスの提供を開始しました。
今後、仮想通貨を積立したい場合はコインチェックの積立サービスに申し込むだけでよくなりそうです。
サービス開始当初の現在はビットコインのみしか積立できないみたいですが、積立できる通貨は順次拡大していくとのこと。
はじめに積立の設定をすれば入金から仮想通貨の購入まですべて自動でやってくれるので、初心者の方にはぴったりだと思います。
仮想通貨交換所での毎月の仮想通貨購入を自動化する方法
仮想通貨交換所の積立サービスを利用する以外の方法として、仮想通貨交換所での毎月の仮想通貨購入を自動化し、積立を実現する方法もあります。
私はコインチェックが積立サービスを提供する以前から自分が考えたその手法で仮想通貨購入を自動化しています。
今回はその方法も説明していきたいと思います。
私は2018年1月から仮想通貨のXRPを積み立てしているのですが、以前は毎月以下のような手順で仮想通貨の購入をしていました。
- 給料が振り込まれる地方銀行(都市銀行)から住信SBIネット銀行へ振り込み
- 取引所で住信SBIネット銀行の即時決済サービスを利用して仮想通貨を購入
住信SBIネット銀行の即時決済サービスというのは、住信SBIネット銀行から取引所の口座に振り込みをしなくても決済することができる便利なサービスです。
住信SBIネット銀行の即時決済サービスとは
提携している企業WEBサイトで、簡単に決済や入金ができるサービスです。
提携先企業の取引画面から入金先の情報や入金金額を引き継いで、当社のWEBサイトの振込画面が表示されますので、面倒な入力作業がなく、お客さまの代表口座の円普通預金から代金の決済や振込入金ができます。
このやり方でも仮想通貨の購入の手間は少なかったのですが、地方銀行(都市銀行)から住信SBIネット銀行への振り込みと仮想通貨の購入は自分でする必要がありました。
最初のうちは毎月少し面倒だなくらいだったのですが、途中からかなり面倒くさくなってしまい、なんとか全部自動化できないかと考えました。
そして2019年に入ってからこれだったらいけるという方法を見つけ、入金から仮想通貨の購入まですべてを自動化しました。
自動化設定手順
それでは具体的に仮想通貨の購入までの自動化方法を解説していきます。
結論から言うと、購入までの面倒な作業は以下の3つの設定をすることで自動化できます。
- 住信SBIネット銀行の定期自動入金サービスに申し込む
- 住信SBIネット銀行の定期自動振込サービスに申し込む
- 仮想通貨取引所のAPIを利用した仮想通貨購入プログラムを設定する
1で地方銀行(都市銀行)から住信SBIネット銀行への入金を自動化し、2で住信SBIネット銀行から仮想通貨取引所への振り込みを自動化します。
そして3で仮想通貨の購入を自動化します。
1については住信SBIネット銀行と地方銀行(都市銀行)で設定します。
2については住信SBIネット銀行で設定します。
3については、各取引所のAPI(アプリケーションプログラミングインターフェイス)を利用した積立購入プログラムを作成して毎月1回購入するように設定します。
なぜ住信SBIネット銀行を利用するのか?
自動化において住信SBIネット銀行を利用する理由は、地方銀行(都市銀行)→住信SBIネット銀行→取引所口座への流れを自動化できる上に、他行への振り込み手数料が毎月1回以上無料なためです。
そのため、入金したい仮想通貨取引所の口座がどの銀行の口座であっても毎月1回は無料で振り込むことができます。
取引所の口座が住信SBIネット銀行だった場合は、住信SBIネット銀行同士の振り込みなので常に振り込み手数料は無料です。
楽天銀行なども口座残高10万円以上で月1回無料で他行へ振り込めますが、条件なしに毎月1回以上無料で振り込める住信SBIネット銀行のほうが手数料の面で使い勝手はよいです。

住信SBIネット銀行の定期自動入金サービスに申し込む
積立を自動化するためのはじめの設定として、住信SBIネット銀行の定期自動入金サービスに申し込みます。
この定期自動入金サービスを利用することで、給与が振り込まれる地方銀行や都市銀行から住信SBIネット銀行へ自動で入金してくれます。
毎月5日か、27日に指定金額を引き落とす設定を行えば、自動的に地方銀行(都市銀行)から住信SBIネット銀行に入金してくれます。
定期自動入金サービスの申し込み方法は以下の記事を参考にしてみてください。

仮想通貨を購入したい日から逆算して、5日に引き落とすのが良いのか、27日に引き落とすのが良いのかを設定すると良いと思います。
ちなみに私は毎月25日に仮想通貨を購入するので、5日に引き落とし日を設定しています。
住信SBIネット銀行の定期自動振込サービスに申し込む
地方銀行や都市銀行から住信SBIネット銀行に自動入金されたあと、住信SBIネット銀行から仮想通貨取引所の口座へ自動で振り込まれるように設定します。
これも住信SBIネット銀行の定期自動振込サービスを利用すれば、簡単に設定できます。
申し込み方法は以下のページを参考にしてみてください。

毎月1~31日の中で好きな振込日を設定できます。
自分の場合は毎月15日に仮想通貨取引所に振り込むように設定しています。
15日に設定している理由は、定額自動入金サービスの1年の入金スケジュールを確認したところ、遅い入金日だと12日になる月があったからです。
入金日の12日から3日あけて15日に振込日を設定しておけば大丈夫だろうと考え、15日にしています。
- 毎月5日地方銀行(都市銀行)から毎月5日に自動引き落とし
- 毎月10日頃住信SBIネット銀行へ自動入金
- 毎月15日住信SBIネット銀行から仮想通貨取引所の口座へ自動振り込み
仮想通貨取引所のAPIを利用した自動購入プログラムを設定
仮想通貨取引所の口座に自動振り込みされるところまでは設定できました。
あとは、毎月の仮想通貨の購入を自動化します。
購入の自動化は次の2つを利用することで実現できます。
- 各仮想通貨取引所のAPI
- Google Apps Script(GAS)を利用した自動購入プログラム
各仮想通貨取引所のAPI
APIというのは、Application Programming Interface(アプリケーションプログラミングインターフェイス)の略で、取引所の機能を外部のプログラムから利用することができる仕組みです。
このAPIを利用することで、自分が作成したプログラムから仮想通貨を購入できるようになります。
APIを利用可能な取引所については以下の表を参考にしてみてください。
取引所 | 取扱通貨 |
bitbank | BTC、ETH、LTC、BCH、XRP、MONA |
bitFlyer | BTC、ETH、ETC、LTC、BCH、MONA、LSK |
BITPoint | BTC、ETH、LTC、BCH、XRP |
BTCBOX | BTC |
Coincheck | BTC、ETH、ETC、LTC、BCH、LSK、FCT、XRP、XEM |
FISCO | BTC、BCH、MONA、Counterparty |
GMOコイン | BTC、ETH、BCH、XRP、LTC |
Houbi | BTC、ETH、LTC、BCH、XRP、MONA |
Liquid | BTC、ETH、BCH、XRP、XEM |
自分が積立したい仮想通貨を取り扱っていて、APIを利用できる取引所はどこなのか把握しておきましょう。
*APIを使って仮想通貨を購入するためには、取引所に口座を開設する必要があります。

Google Apps Script(GAS)を利用した仮想通貨購入プログラム
取引所APIを利用した仮想通貨購入プログラムの作成については、Googleアカウントを持っていれば誰でも使えるGoogle Apps Script(GAS)を利用するのが一番簡単です。
Google Apps Scriptというのは、Googleが提供しているJavaScriptをベースにしたプログラミング言語のことで、Googleスプレッドシートなどにプログラムを記述することでGoogleサーバー上で簡単にプログラムを実行できます。
なので、やり方としてはまずGoogleドライブ上にスプレッドシートを作成し、その中に取引所APIを利用した仮想通貨購入プログラム書いていきます。
そしてプログラム完成後、Google Apps Scriptに用意されたスケジュール実行機能を利用して、毎月○日に仮想通貨の購入プログラムが実行されるように設定しておけば、仮想通貨の積立を自動化することができます。
↓Google Apps Script(GAS)のプログラム自動実行機能
私は毎月25日に購入プログラムが実行されるように設定してあるので、口座残高が足らないイレビュラーな場合がない限り、毎月自動で仮想通貨が購入されるようになっています。
↓XRPに関しては積立用プログラムをnoteで販売しています。

まとめ
仮想通貨積立を自動でする方法は、コインチェックの自動積立サービスを利用する方法か、自分で仮想通貨の購入を自動化する方法の2通りです。
初心者の方は積立したい仮想通貨がコインチェック積立に対応していれば、コインチェックで積立をすれば良いと思います。
XRPなど、コインチェック積立に対応していない仮想通貨の場合は、今回紹介した仮想通貨の購入を自動化する方法で積立すれば楽だと思います。

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