昨日、ハードウェアウォレットのTREZOR Model Tを購入し、毎月積み立てている仮想通貨を無事保管することができました↓
TREZORシリーズを買うのは初めてだったのですが初期設定や保管作業などとても簡単でした。
この記事では、TREZOR Model Tに興味のある方や購入を検討している方むけに、私がTREZOR Model Tを購入しようと思ったきっかけから、実際に使ってみた感想までお伝えしようと思います。
目次
TREZOR Model Tを購入しようと思ったきっかけ
私は毎月いくつかのERC20トークンを購入し、イーサリアムウォレットのメタマスクで保管しているのですが、積み立てしているトークンの金額も大きくなってきたことから安全に保管できるハードウェアウォレットが欲しいと思っていました。
メタマスクがハッキング被害を受けたという話は聞かないので大丈夫だとは思ったのですが、何が起こるかわからないのが仮想通貨業界なので、しっかり資産を守るために購入してみようと思いました。
TREZOR Model Tを選んだ理由
以前、Ledger Nano SというハードウェアウォレットをXRP保管用に購入していました。
Ledger Nano SもERC20トークンに対応しているので、TREZORは買わなくていいか。。。とも思ったのですが、Nano Sはファームウェアのアップデートが頻繁にあったりして面倒くさかったのと、分散管理したほうが安全だろうということでTREZORを購入しようと思いました。
購入にあたって、旧型のTREZOR Oneと新型のTREZOR Model Tで迷ったのですが、Model Tはタッチスクリーンになったことで、セキュリティーが向上したということで、安全性を考え TREZOR Model Tを購入することにしました。
日本の販売代理店から購入
TREZOR Model Tを購入するにあたって、偽物をつかまないように日本の正式な販売代理店を探しました。 *現在TREZOR Oneなどは偽物が出回っているようです。
以下のTREZOR公式サイトから日本の正規販売代理店を確認できます。
上記リンク先の世界の販売代理店の中から日本の正規販売代理店を探し、ネットショップを持たれていた株式会社 RISESTさんと株式会社langreyさんに購入先を絞りました。
あとはそれぞれの会社さんのTREZOR Model Tの価格を比較しました。
株式会社 RISESTさん ⇒ 24,800円
株式会社langreyさん ⇒ 21,800円
価格は株式会社langreyさんのほうが安かったので、運営されているネットショップからTREZOR Model Tを購入しました。
*2021年現在、langreyさんは在庫切れでRISESTさんから購入するしか選択肢がないようです。
>>TREZOR(トレザー)の日本国内の正規販売代理店を調べてみた
届いたTrezor Model Tを開封
ネットショップで注文後、2日くらいでTREZOR Model Tが届きました。
プラスチックのビニールでパッケージングされていました。
どこか開けられてないか念のため確認しましたが大丈夫でした。
箱に大きくTREZORの文字。
株式会社langreyさんから購入するともらえるオリジナルポーチや日本語マニュアルも入っていました。
外側の白い箱を取って開けると、TREZOR Model T本体と、付属品が入っている小箱がありました。
TREZOR本体以外の内容物。TREZOR本体とPCを繋ぐUSBケーブル、英語マニュアル、リカバリーシード記入用の紙×2、ステッカーなどが入っていました。
裏面がシールになっていて、どこでもTREZORを張り付けられる磁石も入っていました。
▼パッケージ内容物一覧
- TREZOR Model T(ホログラフィックシールつき)
- USBケーブル(type C)
- 英語マニュアル
- マグネティックドック
- リカバリーシードカード (12 words) x2
- ステッカー4x
TREZOR Model Tを使ってみた感想
TREZOR Model Tを使うにあたって初期設定が面倒だったり手順の説明が英語で分かりずらかったら嫌だなというのがあったのですが、特に問題なく簡単に設定でき、無事ERC20トークンをTREZORで保管することができました。
初期設定が日本語で分かりやすい
株式会社langreyさんの紙の日本語マニュアルを見ながら初期設定を行いました。
PCからTREZORのサイトにアクセスして設定を行ったのですが、設定方法の説明がほぼ日本語で分かりやすかったです。
手順に沿って約15分ほどで初期設定が完了しました。
>>Trezor(トレザー) Model Tの初期設定方法【図解】
タッチスクリーンで操作しやすい
Ledger Nano Sも自分は持っているのですが、比較してみて、タッチスクリーンがついているTREZOR Model Tのほうが断然操作しやすいと感じました。
具体的に言うと、Ledger Nano SはPINコードを入力するときなどに、上面についているボタンを何回か押して数字を選択する必要があるのですが、TREZOR Model Tはタッチスクリーンに表示された数字をワンタッチで選ぶだけなので操作がとても楽でした。
マイイーサウォレットとの連携も簡単
ERC20トークンをTREZORで保管する場合は、マイイーサウォレット(MyEtherWallet)を利用して管理することが多いのですが連携も問題なく簡単でした。
PCにTREZOR Model Tを繋いで、マイイーサウォレットのサイトから接続ボタンを押すことで、TREZORのウォレットを操作できるようになります。

TREZORの評判
色々なハードウェアウォレットあるけど、結局Trezor使うのはこれなんだよな。
疑い出せば、実際に配布されているハードの中身のソフトが別の可能性は捨てきれないけど、本当にフルオープンソースのハードウェアウォレットは希少。(Ledgerも完全にコードが公開されてるわけではない) https://t.co/ij9S1scmWT— Junya Hirano 平野淳也 (@junbhirano) 2018年12月6日
#Trezor で、 #ERC20Token も扱えるようになるようだ。まだβ版だね。 https://t.co/OhGPw0mbcf
— やのっちFX (@cubez12bc) 2018年12月4日
Trezorは全部OSSで、ハードの設計まで公開されている。
メモリとCPUが一緒になったマイコンを利用している。
余計な抜け道がないのでハッキングされにくい。
マイコンの中で全部やってしまう。#ブロックチェーンセキュリティ— にわタコ (@niwatako) 2018年11月28日
TREZORいつの間にかイーサリアムの純正ウォレットできてた。
トークンも対応してる。Ledgerはトークンまでは純正対応してないから一歩リードだね。 pic.twitter.com/Gz1PH5BbUo— DEG (@DEG_2020) 2018年11月17日
Changelly・Shapeshiftと連携することにより、Trezor内で10種以上の主要仮想通貨の交換が可能に。ハードウェアウォレットに保管されたまとまった額の資産を、安全な環境下でも動かせるようになることの意義は大きい。 https://t.co/reBBkXTRFQ
— こじらせ女子@ICOオタク (@icotaku_utgirl) 2018年10月22日
こんな人におすすめ
仮想通貨に中長期で投資したい人
取引所で仮想通貨を購入し、そのまま置きっぱなしになっている方も多いかと思いますが、中長期で仮想通貨に投資(ガチホ)することを考えているのであればハードウェアウォレットで安全に保管したほうが良いと思います。
私は2018年1月にコインチェックのハッキング事件が起きて自分の仮想通貨を取り出せなくなるまで、大丈夫だろうと取引所に置きっぱなしにしていました。
しかしハッキング事件でコインチェックから自分の仮想通貨を引き出せないという状況になったとき、ハードウェアウォレットを購入し早く引き出しておけばよかったとすごく後悔しました。
幸いコインチェックから仮想通貨は引き出せるようになったのですが、その時の経験からTREZORなどのハードウェアウォレットでの保管は必須だと学びました。
XRP(リップル)以外の仮想通貨に投資している人
日本ではXRPが人気なので多くの方が投資しているかと思いますが、TREZOR Model TにはまだXRPに対応したウォレットがありません。(2018年12月10日現在)
そのため、もしXRPを安全に保管するハードウェアウォレットを探されているのであれば、TREZORではなく、XRPに対応しているLedger Nano Sを購入するほうが良いと思います。
*2019年3月にTREZOR Model TでもXRPが保管できるようになりました↓

おわりに
TREZOR Model Tを購入し、持っていたERC20トークンを全部移せて気持ち的にとても安心しました。
メタマスクに置いたままでも大丈夫だろうとは思っていたのですが、もしかしたら自分もハッキング被害にあうかもという恐れはどこかにあったので、今回ハードウェアウォレットに保管できてよかったです。
不安なまま投資するのが一番よくないと思うので、もし取引所に預けたままで不安を感じているならTREZORの購入をおすすめします。

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